エアコンvs扇風機、電気代比較
「扇風機に切り替えたらどれくらい安くなる?」— 1時間・1日・1ヶ月の金額を並べて比べます。
扇風機の電気代はエアコンの
なぜエアコンは扇風機よりずっと高いのか
両者は仕事の中身がまったく違います。エアコンは部屋の熱を屋外へ運び出す機械で、コンプレッサーを回すために数百〜2,000W級の電力を使います。一方、扇風機は風を送るだけ。モーターを回すだけなので40W前後、DCモーターなら20W以下で済みます。
ただしエアコンの実際の消費は、カタログの定格よりかなり小さくなります。インバーター機は部屋が冷えたあと出力を落とすため、長時間の平均では定格の3〜5割程度です。この計算機はその平均稼働率を反映したうえで比較しているので、「エアコン=定格フルパワー」の過大な見積もりにはなりません。それでも扇風機との差は十数倍〜数十倍つきます。
それでも猛暑日はエアコンを
扇風機は室内の空気をかき回すだけで、室温そのものは下げられません。室温が高い環境では、扇風機だけで過ごすことが熱中症のリスクにつながるおそれがあると各自治体・公的機関も注意を呼びかけています。特に高齢の方や小さなお子さんのいるご家庭では、電気代よりも安全を優先してください。
幸い、上の計算機のとおりインバーターエアコンの実際の電気代は「定格×時間」の単純計算ほど高くありません。我慢するのではなく、次の「併用」で賢く下げるのがおすすめです。
いちばん賢いのは「併用」
おすすめは「エアコンか扇風機か」の二択ではなく、エアコンの設定温度を1〜2℃上げて、扇風機・サーキュレーターを併用する方法です。
ポイントは体感温度。風で空気を動かすと、同じ室温でも涼しく感じられます。だから設定温度を上げても快適さはほぼ変わらず、エアコンの負荷だけが下がります。扇風機の電気代は上の計算のとおり月数百円レベルなので、追加コストはごくわずかです。
併用のコツ
扇風機はエアコンの風下に置いて人の方向へ、サーキュレーターは天井や壁に向けて回すと、冷気が部屋全体に行き渡ります。エアコンと正面から向かい合わせに置くのは効果が落ちるので避けましょう。
よくある質問
扇風機だけで夏を乗り切れますか?
上の計算のとおり電気代は圧倒的に安く済みますが、扇風機は室温を下げられません。室温が高い日に扇風機だけで我慢するのは熱中症の面でおすすめできません。朝晩や涼しい日は扇風機、猛暑日はエアコン(+扇風機併用)と使い分けるのが現実的です。
DCモーターの扇風機は何が違うのですか?
従来のACモーター機が40W前後なのに対し、DCモーター機は20W以下で動くものが多く、微風などの細かい風量調節や静音性にも優れます。本体価格は高めですが、消費電力の入力欄を書き換えれば自分の機種での差額を確かめられます。
エアコンはこまめにオンオフした方が安いですか?
インバーターエアコンは立ち上げ時(部屋を冷やしきるまで)に最も電力を使い、設定温度に達したあとは定格の15〜40%程度まで消費が下がります。そのため30分〜1時間程度の外出ならつけたままの方が安く済むことが多いです。長時間の外出では切りましょう。
サーキュレーターと扇風機、どちらがいいですか?
エアコン併用(空気の循環)が目的なら、直進性の強い風を送るサーキュレーターが向いています。体に直接風を当てて涼むなら扇風機が快適です。消費電力はどちらも同じ水準(20〜70W程度)なので、電気代の差はほとんどありません。
エアコン単体の詳しい電気代(従量電灯Bの段階料金反映)はエアコン電気代計算機でどうぞ。